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越来節(沖縄市)

越来(グイク)節

1.越来よ間切に あてる事(グイクヨマヂリニ アティルクトゥ)
  文子富里が せる事や(ティクグフサトゥガ セルクトゥヤ)
  ユヤサ せる事や(ユヤサ セルクトゥヤ)
   *囃子(ヘーシ)と繰り返し(チリケーシ)、以下略

2.夜なびやがまや とぅん廻てぃ(ユナビヤガマヤ トゥンミグティ)
  女童三人 居るうちに(ミヤラビサンニン ウルウチニ)

3.其りから可愛さし 呼び出ちゃち(ウリカラカナサシ ユビインヂャチ)
  でぃちゃでぃちゃ 女童遊びかい(ディチャディチャ ミヤラビアシビカイ)

……(17番までと大意は、つづきのページへ)

沖縄市越来郵便局の裏にある。かなり分かりづらく、行きにくい。
越来節歌碑

(越来節のつづき)
4.我身ん遊びや 好ちゃしが(ワミンアシビヤ シチャシガ)
  着ゆる着肌や 親ぬかくぐ(チユルチハダヤ ウヤヌカクグ)

5.富里が綿衣 打ち恥じてぃ(フサトゥガワタヂン ウチハジティ)
  ちぢん心に なうち着してぃ(チヂンククルニ ナウチクシティ)

6.ちゃがちゃが女童 落てぃ着ちゃみ(チャガチャガミヤラビ ウティチチャミ)
  かふし富里よ な落てぃ着ちゅさ(カフシフサトゥヨ ナウティチチュサ)

7.うりからヨイヨイ 歩だりば(ウリカラヨイヨイ アユダリバ)
  山内前ぬ坂 な寄しかきてぃ(ヤマチメーヌヒラ ナユシカキティ)

8.坂ぬ高さや 歩まらん(ヒラヌタカサヤ アユマラン)
  たんでぃ富里よ 負ふぁし呉り(タンディフサトゥヨ ウファシクィリ)

9.我身ん腰病でぃ 負ふぁならん(ワミンクシヤディ ウファナラン)
  腰押しとぅらさば 気張てぃ歩み(クシウシトゥラサバ チバティアユミ)

10.此ぬ坂登らは 話聞かすんど(クヌヒラヌブラハ ハナシチカスンド)
  彼ぬ坂登らは 話聞かさ(カヌヒラノブラハ ハナシチカサ)
  ユヤサ 話聞かすんど(ユヤサ ハナシチカスンド)

11.云る内する内 はち来ゃりば(イルウチスルウチ ハチチャリバ)
  山内前ぬ坂 な寄しかきてぃ(ヤマチメーヌヒラ ナユシカキティ)

12.手ふいふぃふぃ 吹ち立てぃてぃ(ティフイフィフィ フチタティティ)
  山内二才達ん はい揃てぃ(ヤマチニイセーターン ハイスルティ)

13.徳利古酒 持ち寄してぃ(トゥックイフルザキ ムチユシティ)
  昔百合ぬ花 盃に(ンカシユイヌハナ サカヂチニ)

14.廻らす匂いぬ しゅうらさや(ミグラスニウイヌ シュウラサヤ)
  胡弓や三線 な弾き立てぃてぃ(クーチョーサンシン ナヒキタティティ)

15.女童歌声ぬ 恋しさや(ミヤラビウタグイヌ クイシサヤ)
  二才が舞方 面白や(ニイセーガメーカタ ウムシルヤ)

16.今宵ぬ遊びや 出来やびてぃ(キユヌアシビヤ ディキヤビティ)
  鶏ん唄ゆい な安まらん(トゥインウタユイ ナヤシマラン)

17.別る道歌 面白や(ワカルミチウタ ウムシルヤ)
  明日や面影 立たんがや(アチャヤウムカヂ タタンガヤ)

大意:越来の地域に本当にあったことだが、村の書記官・富里のしたことは
夜なべ集会所を巡回して、娘たち三人の居るところに行き
その中から好みの娘たちを呼び出して、さあさあ娘よ遊ぼうよ
私も遊びは好きですが、着る着物は親のところにあってここにはありません
富里が綿入りの着物を脱いで、ウキウキと着せ掛けて
どれどれ娘よ落ち着いたかね、ありがとう富里よ、落ち着きました
それからゆっくり歩いていくと、山内村の前の坂道が近づいてきて
坂道が急で歩けないので、どうか富里よ負んぶしてください
わしも腰が痛くて負んぶできない、腰を押してあげるからがんばって歩きなさい
この坂道を登ったらいい話を聞かせるよ、あの坂道を登ったらいい話を聞かせよう
そうこう言いながら歩いていると、山内村の前の坂道が近くなってきて
手を振り指笛を鳴らしながら、山内村の青年達も集まってきて
徳利に入れた古酒を持ち寄って、昔の恋の話などを酒の肴に
回し飲みする酒の香りの素晴らしいさ、胡弓や三線を弾き鳴らして
娘達の歌声は惚れ惚れするし、青年達の踊りの面白いことよ
今夜の遊びは上出来だけど、一番鳥が鳴いてそわそわしてきた
別れる道行の歌も面白いし、明日になったらきっと娘の面影が浮かぶだろう
(参照:『琉球民謡解説集 下巻』、また「島唄まじめな研究」というサイトの「越来節」を参考にさせていただきました)

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